特徴

①給油ラインは全て1本の配管で構成されます。
②1箇所でも閉塞すると分配弁ピストンが作動せず、主管圧力が上昇し異常を知らせるため、全ポイントへの給油が確実に保証されます。
③分配弁ピストンの選定により給油箇所ごとに潤滑剤の供給量を設定できます。

【注意点】
設計計画時に全ての分配弁のピストンサイズを選定するため、給油ポイント数が増減するとシステム全体の構成を見直す必要があります。

手動ポンプ方式

手動式で簡便で安価な方法で、最大100箇所程度の給油が可能です。

電動ポンプ方式

電動機でポンプを駆動し、電気制御盤による自動運転が可能です。

空圧ポンプ方式

圧縮エアーでポンプを駆動し、電気制御盤による自動運転が可能です。
※手動でのポンプ運転・停止（制御盤なし）になりますが、電磁弁を手動弁にすれば防爆エリアでも使用できます。

マルチゾーン方式

1台の中央ポンプで多くのゾーンに潤滑剤を供給できるため、大規模な設備に適しています。中央ポンプには大容量のドラム缶直結式ポンプを設置し、ゾーン毎に電磁弁を設け、任意のタイミングで潤滑剤を供給できます。

スプレー方式

開放歯車やチェーン等に、潤滑剤を任意の量・タイミングでスプレー噴射します。

グリースガン方式

グリースガンで分配弁に潤滑剤を供給することで、2～16箇所程度の給油が可能です。
分配弁にサイクル指示棒を取付ければ、目視で給油確認できます。