強制循環給油装置の概要

オイルを潤滑剤として使用するシステムです。
大型で超高速回転し、高荷重がかかる機械設備向けの装置です。
吐出されたオイルは回収され、オイルフィルターを通り、オイルクーラーで冷却され、浄化・温度コントロールされて再び各給油箇所に供給される循環型の潤滑装置です。
軸受部、歯車部、摺動部に適切な「圧力」「量」「温度」で最適な潤滑油を給油し、潤滑油を循環回路で「回収」「清浄」「温度管理」して連続的に給油する装置です。
循環される潤滑油は、給油装置で常に濾過、及び温度管理されるので、劣化が少なく、交換間隔が大幅に延長されます。そのため、機械・装置の長寿命化、省エネ化によるコスト削減・高速化を図ることができます。

強制循環給油装置

当社の給油装置・各種ユニット製品の特色

当社ではお客様のさまざまなご要求に応じた給油装置、油圧パワーユニットや流体を潤滑油に限らず水・気体にも対応した各種ユニットを設計・製造しています。これまでの実績やノウハウの蓄積によって幅広い対応をご提供いたします。設計から酸洗・組立・塗装・電気配線・検査の全工程をISO9001を認証した市川工場で完結し、品質・コスト・納期管理に優れた対応をいたします。

製鉄、製紙、セメント、火力プラント、一般産業機械並びに海外規格(API614、618他)向けに数多く(10000台以上を出荷 ※年間230台前後)の納入実績があります。豊富な実績を活かし、お客様のニーズに合わせた設計対応が可能です。

各種
海外規格
対応の実績

API 614 適応オイルコンソール
API 618 適応レシプロコンプレッサー用オイルコンソール
ASME適応 / CE自己宣言

各種
個別規格

アメリカ / API、ASME、UL カナダ / CSA
中国 / ML 韓国 / KOSHA マレーシア / DOSH
ロシア/ GOST-TRCU ブラジル / INMETRO

3D-CADを駆使

3D-CAD(SOLIDWORKS)を駆使した設計対応が可能です。
現在、9割は3D-CADによる設計をしておりますので、海外のお客様からご要望の多い3D-CADデータの提出にも対応できます。
3D-CADに関しては、日本国内の同業他社と比較してもかなり先行していると自負しております。3DーCADの導入により、配管干渉のトラブル解消など大きなメリットがあります。

設計部の強み①
設計部の強み②

各工程で作業標準を策定し、安全に且つ高品質な製品を製作します。ユニットサイズは最大:全長6000×幅3200×高さ3100mmまで製作可能です。

酸洗工場を所有(市川工場内に併設)

弊社は社内設備として、酸洗工場を所有しております。
通常では、溶接後に酸洗を行いますが、弊社では酸洗不良防止並びに溶接の作業性向上を目的として、素材の状態で酸洗を行っております。
1工程増えますが、酸洗工場を所有していることで、短納期対応が可能になります。

設計部の強み③
設計部の強み④

所有設備

酸洗槽 12m×2.2m×1.5m
水洗槽 12m×1.2m×1.5m
SUS酸洗槽 7m×2.2m×1.5m
脱脂槽 12m×2.2m×1.5m
中和・防錆槽 13m×1.2m×1.5m
ホイスト走行クレーン 2.8t吊×2基 1.2t吊×1基

これまでに一般産業機械、電力、製油ガスプラント、水処理などの公共設備向けに数多くのユニットの検査実績があります。
充実した検査設備により、お客様のご要望に応じて検査を実施できます。

特徴

●非破壊検査 JIS Z2305 浸透探傷試験 レベル2取得 RT検査PMI検査等も対応可能(外注)
●検査設備 
①ファイバースコープによる異物確認 ユニット内部の異物や傷、溶接の状態を目視により確認できます。
②周波数変換器 50㎐/60㎐での運転が可能です。
③昇圧トランス 当社では90%近くが海外案件のため様々な電圧に対応できます。最大AC690Vまで対応します。
④自動試験記録用ユニット 油温を管理しフィルタで濾過することでフラッシングを兼ねた検査が可能です。
⑤フラッシング判定用機材 コンタミキット、パーティクルカウンタの2種類の測定が可能です。